残り3公演となっていた藤井フミヤ「PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2020」の延期が決まった。このところの世の狂騒を見れば、致し方ないといったところか。ファンの皆さまには残念なお知らせであるが、振替公演が8月と9月に予定されているのでお待ちいただきたい。上の写真は2月5日東京芸術劇場公演のリハーサル時のものである。
今回で4度目となる「ビルボードクラシックス公演」。前回からいくつか曲の入れ替えがあった。中でも注目はアンコール「誰も寝てはならぬ」。プッチーニのオペラ「トゥーランドット」第3幕で唄われるこのアリア、ご存知の方ならクライマックスで声を張り上げるパヴァロッティの巨体を思い浮かべることだろう。フミヤさんは訳詞を書き、ルチアーノ藤井と呼びたくなるような熱唱を聴かせてくれる(体格には大きな違いがあるが)。
ところで。
昨日、全国の小中高などに対し臨時休校要請が政府から発せられた。私が子供の時分であったなら歓喜するところだが、学校経営に関わる非正規労働者にとって死活問題ではないだろうか。日雇い、時間給で働く人には恐らくなんの手当てもなく、ひと月(もしかしたらそれ以上)無給になってしまう。そういう雇用形態を選ぶのは個人の自由で、それは自己責任だからと突き放すのだろうか。公的支援の縮小に対し税金は上がり、年金、NHK受信料などの取り立てがやたら厳しくなったと感じる昨今。好景気と感じられるのはごくごく一部の人だけなのではないのか。「アベノミクス」を喧伝していた頃よく聞いたフレーズ「トリクルダウン」とかいうのはいつ起きるのだろう。
追伸
幾人かの方から削除記事復活の要望がありましたので、問題のセットリストと前回記事との重複箇所(F-BLOODのアルバムの話)を削除して再掲しました。