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ラジオ深夜便

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「F-BLOODリモートライブ」藤井兄弟パート収録の前日、5月のことだったと思う。ラジオ深夜便午前3時台「にっぽんの歌こころの歌」で「80年代男性アイドル、グループ」特集をやっていた。CCB、シブがき隊、トシちゃん、マッチ、イモ欽トリオ、風見慎吾など、その名を聞くだけでノスタルジーが刺激され、当時テレビから溢れていたヒットソングが蘇る。

この年代のこの企画ならば絶対チェッカーズもかかるだろう、と布団に寝そべりながらのんびり聴いていた。しかし「てれてZin Zin(竹本孝之)」「E気持(沖田浩之)」と、割とマニアックな曲が続いてもまだチェッカーズの出番はない。時刻はもう3時50分を過ぎていて、おそらく次が最後の曲。まさかスルーされるのか、もしや何か私の知らない大人の事情みたいなことがあるのか、などとひとり気を揉んでいると、私と同世代かちょっと上くらいの女性アナウンサーが「本日最後は、やはり80年代男性アイドルとくればこのバンドは外せません。チェッカーズで涙のリクエスト」とやや力を込め、静かな声で語った。

午後11時5分から翌午前5時までの約6時間、NHKラジオ第1(午前1時5分からはFMでも)で毎日放送されているラジオ深夜便。時刻が午前1時53分頃になると「深夜便のうた」というコーナーがあり、今月と来月は藤井フミヤ新曲「手のなる方へ」が選ばれている(後日配信リリース予定あり)。

レコーディングでは久しぶりに「The RAWGUNS」の4人が勢揃いした。このご時世、こうしてみんなで集まって(感染防止対策はちゃんとやっている)セッションできたことに幸せを感じた。今まで当たり前だったことが難しくなっているこの頃、日々生きて、時折仕事ができることに感謝している。

「80年代男性アイドル、グループ」特集でまとめて10曲以上聴いたわけだが、トリを務めたスーパーアイドルグループのボーカル郁弥青年の声は誰よりもキラキラしていて「あーズルいわ、これは売れるはずだわ」なんて納得したのだった。そのマジカルボイスの持ち主藤井兄がラジオ深夜便「芸の道 輝きつづけて(8/2[日]24:10〜25:00)」に出演する。才能と努力と使命感があるから、30何年も輝きつづけているのだと私は思う。